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ゲーム翻訳 9 ~文字サイズに注意~

<ゲーム翻訳独特の要素 その3>


ゲーム画面を見ながらのリライト作業の中で、まれにサイズの小さいテキストから、複雑で読みにくい漢字を抜く作業が発生する場合があります。 毎回こういった作業が発生するわけではありませんが、ゲーム翻訳特有の要素として、参考までに説明しておこうと思います。


・洋ゲーは文字サイズが小さめ

海外ゲームの日本語版をプレイしていると、文字が小さくて読みにくいことが結構あります(大型テレビをお使いの方には関係ないと思われますが…)。
下の画像は、とある海外ゲームの日本語版のものですが、一般的な和ゲーに比べて文字が若干小さめだと思いませんか?

SmallLetter

海外ゲームでは、和ゲーに比べて文字サイズが小さいことが多いのですが、これは何故でしょうか。

まず、作りが複雑な漢字を含む日本語と比べて、アルファベットはサイズが小さくても判別しやすい(可読性がある)という事情があります。極端な話、「薔薇」や「憂鬱」といった画数の多い日本語は、サイズが小さいと潰れて判別ができなくなってしまいますが、アルファベットはある程度サイズが小さくても読むことができます。

また、アメリカでは大型テレビが普及していることも要因の一つです。正確な統計を見たわけではありませんが、アメリカだと一人暮らしの学生でも40インチぐらいのでっかいテレビを持ってたりしますよね(家が広かったり、安いテレビが多いからでしょうか?)。大型テレビでゲームをプレイすれば、サイズが小さくても文字が読めなくことはありません(出力設定にもよりますが)。

こういった事情があるため、欧米ではゲームの文字サイズが小さくてもユーザーが煩わしく感じることはあまりないのです。実際、日本では「文字が小さすぎる」と言われていたゲームでも、海外ユーザーの間ではあまりそういった意見が見られないケースもあります。


・読めない漢字を別の日本語に置き換える

欧米とは違い、日本でゲームを発売する際には文字サイズに注意しなければなりません。サイズが小さいテキストに画数の多い漢字が使われていると、小型のテレビでは判別がしにくくなってしまいます。 海外ゲームのローカライズでそういった問題が起こった場合、開発元に頼んで文字サイズを拡大してもらえればいいのですが、そうするとテキストがボックスからはみ出てしまう可能性があり、また、調節に結構な時間を要するので、文字サイズを拡大してもらえることはなかなかありません(頼んでみる価値はあるかもしれませんが)。そのため、場合によっては翻訳者の方でサイズが小さいテキストに複雑な漢字を使うことを避ける必要が出てくるのです。

サイズが小さいテキストの場合、例えば「順位」を「ランク」にしてみたり、「有効/無効」を「あり/なし」にするなど、他の言葉でもっと見やすい文字がないかどうか考えてみるのもいいでしょう。

また、文字がちゃんと読めるかどうかを判断する場合、なるべく14型などの小型テレビで確認するのがいいでしょう(本来はデバッグの一環ですので、翻訳者がそこまでやる必要はないかもしれませんが)。

とはいっても、最近のHDゲームやWiiのファミリーゲームの普及のおかげで、日本でも大型テレビでゲームをするユーザーが増えてきていると聞いたこともあります。そのため、こういった作業が発生することは、これからは減っていくかもしれませんね。
また、サイズが小さくて漢字が読みづらい場合でも、ゲームの世界観や雰囲気を壊してまで漢字を平仮名や片仮名に変える必要はないと思います。 特に、コアユーザー向けのゲームで安易に漢字を開いたりすると、対象年齢がグッと下がったような稚拙な印象を与える可能性もあるので、注意が必要です。



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エクスカリパー

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「エクスカリパー」
“Excalipoor”

エクスカリパーのヘタレな雰囲気を見事にpoorで表しています。
「パー」と「poor」は、発音もかなり近いですよね。
個人的に、ゲーム翻訳界の名訳ナンバーワンです!



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