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ゲーム翻訳 5 ~変数~

<ゲーム翻訳独特の要素 その2>


前回の記事では、「英語のまま残すべきテキストがある」という、ゲーム翻訳独特の要素について説明しましたが、今回もゲーム翻訳ならではの要素について説明したいと思います。


・ゲーム翻訳における変数

ゲーム翻訳では、翻訳するインゲームテキストの中に変数が含まれていることがあります。変数とは、複数の数値や文字列を保管しておく領域のことです。(詳しくはWikipediaの「変数」を参照)
と、言葉で説明してもしっくりこないと思いますので、まずは例を見てください。宿屋の店主のセリフとして以下のようなテキストがファイルに含まれているとします。

It's <Number> dollars per night. Are you going to stay?
(一晩<Number>ドルだよ。泊まっていくかい?)

<Number>が変数です。
テキストファイルの中では上のように表示されていても、実際のゲーム中では<Number>の部分に特定の数字が入った状態で表示されます(例:一晩50ドルだよ。泊まっていくかい?)。
ご存知の通り、RPGの宿屋の料金は店の場所やプレイヤーキャラクターの人数や残存体力などによって変動しますよね。実際のゲーム中では、そういった要素を計算して出した料金が<Number>の部分に表示されることになります。


・変数の対処法

変数を含むテキストを翻訳する際、変数は編集せず(駄洒落ではありません)、そのままコピペしましょう
例えば、上の例文でいうと、
「一晩<数>ドルだよ。泊まっていくかい?」
などと、変数の中を翻訳せず、
「一晩<Number>ドルだよ。泊まっていくかい?」
としましょう。

また、原文に含まれる変数は全て日本語テキストに入れましょう。以前、「これは必要ないな」と思った変数を省いて翻訳したときに、開発元からそのように言われたことがあります。私はプログラミングに疎いので詳しくは分かりませんが、日本語テキストを組み込む際に変数の数や種類が元の英語テキストと異なっていると、何やら不具合が起こる可能性があるようです。ただ、その辺りは開発会社やゲームによって異なるかもしれませんので、もし不要な変数を日本語テキストから外したいと思ったら、ローカライザーや開発元に相談してみるといいでしょう。


・変数の種類

変数の中身は、上の例のように数字であることが多いです。
数字の他には、以下のようなものがあります。

1. キャラ名
<Name> has been fully recovered.
(~の体力が完全に回復した。)

2. アイテム名
Buy <Item>?
(~を買いますか?)

3.ボタン
Press <Button> to start.

4. 周辺機器
Connect <Device> to the Wii Remote.
(Wiiリモコンに~を接続してください。)←変数には「ヌンチャク」や「Wiiモーションプラス」等が入ります。


・テキストファイルでの変数の表示方法

テキストファイルの中で変数をどのように表すかは、開発会社によって様々です。今までに最も多く見たのが、上の例のような<>を使ったものです。<>を使った変数の場合、<>の中に変数の種類が記入してあることが多いので、翻訳者としては分かりやすくて助かります。(<Number>や<Item>など)

<>を使わない変数の例としては、以下のようなものを見たことがあります。
You must be singned into %s.
→%sが変数です。この時は、PLAYSTATION®NetworkやXbox LIVEといったワードが入りました。

$ minutes ago.
→$が変数です。数字が入ることが明らかなので問題ありませんね。

Push %popup_button% to start the match.
→%popup_button%が変数です。この時にはボタンアイコンが入りました。


基本的に変数は、ここで紹介したような単純なもの(中身が容易に分かる&中身が短いもの)が多いので、あまり注意する必要はないはずです。しかしゲームによっては、中身が特殊な変数や、中身が異常に長い変数などもあります。機会があれば、そういった少し厄介な変数についても解説しようと思います。



ゲーム翻訳に関する他の記事はこちら→ゲーム翻訳の記事一覧
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