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PS3/PS4版『ディアブロ3』の日本語版の可能性を考えてみた

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現在、米国ボストンで開催されているゲームイベント“PAX East”にて、PS3/PS4版『ディアブロ3』がプレイアブル出展されているそうです。

「PAX East: 一新されたUIや各種ボスとの戦闘も確認出来るコンソール版『Diablo III』トレイラー」 -ニコニコニュース

『ディアブロ3』は2012年にPC向けに発売され、賛否両論あったものの世界中で話題騒然となったタイトルです。しかし、ご存じのとおり、残念ながら日本へのローカライズは行われませんでしたし、今後、PC版が日本にローカライズされるといった話も聞きません。そのため、同タイトルを遊びたい日本人ゲーマーは、英語など外国語でのプレイを余儀なくされているのです。

しかし、PS3/PS4版の『ディアブロ3』では、そうした状況が変わってくる可能性も考えられます。日本版の発売を期待している方も多いと踏んで、洋ゲーのローカライズ現場で日々汗を流す者として『ディアブロ3』の日本語ローカライズについて軽く考察してみたいと思います。

●ブリザード社が日本語版を嫌がった?
まず、PC版『ディアブロ3』が発表されてから発売に至るまで、『ディアブロ』シリーズのファンの間では日本語ローカライズは望み薄という説が有力でした。理由はさまざまですが、中には、『ディアブロ2』の日本語ローカライズが不評だったために開発元であるブリザード社が日本市場を見放したのではないか、といった意見も見受けられました。

当事者として把握しているわけではないので詳しい言及は避けますが、『ディアブロ2』の日本語ローカライズが酷評の嵐を生んだのは事実です。翻訳の質が低いとか、日本語版特有のバグがあるとか何とか。代理店を務めたカプコンさんには申し訳ありませんが、国内の一部ローカライズ関係者の間では、「悪名高いディアブロ2」として語り継がれており、半ば黒歴史としてとらえている人物も少なくはありません。

そのことが日本語版『ディアブロ3』の実現性に悪影響を与えたという側面も、もしかしたらあるかもしれません。が、実は、ブリザード社ではなく国内のパブリッシャー側が『ディアブロ3』のローカライズを敬遠しそうな要素というのも存在し、個人的には、ローカライズが行われなかった原因としてはそちらの方が大きいのではないかと考えています。

●『ディアブロ3』をローカライズする上での難点
まず、ローカライズと聞いて真っ先に思い浮かぶのは翻訳ですが、実際、翻訳は大した問題ではありません。前述のとおり『ディアブロ2』の翻訳は酷評されていましたが、現在は当時よりも翻訳のノウハウが業界全体で蓄積されていることもあり、同様の惨状は起こり得ないと思います。さらに、『ディアブロ3』のテキスト量が途方もないくらい膨大であるということでもない限り、翻訳にかかるコストも、利益を全て吹き飛ばすような額にはならないでしょう。たとえ音声吹き替えが必須であっても、です。

それよりもパブリッシャーが頭を悩ませそうなポイントとして、ずばりオンライン要素のサポートという問題があります。『ディアブロ3』には、常時オンライン認証やオンラインマルチプレイヤーに加え、プレイヤー同士でアイテムの売買を行う「オークションハウス」なるシステムが存在し、ゲーム内通貨のみならずリアルマネーを用いた商品の取引も可能です。これらは当然、プレイヤーの利便性を高めるための要素ですが、(同じ会社の日本法人ではなく)別会社がローカライズを行う上では、実は非常に厄介な要素でもあるのです。

オンライン機能は、ただでさえデバッグコストを大きく押し上げます。それに加え、発売後、もしサーバーに不具合があったりオークションでトラブルが発生したら(こっちの方が問題)、一体誰が対応を行うのか? たとえブリザード社が全世界一括でサポートを行う契約になっていたとしても、国内パブリッシャーがユーザーを放置できるわけではありません。コアゲーマーで、なおかつ英語が堪能な方でもない限り、まずは国内パブリッシャーの窓口に問い合わせをするでしょう。そして、その問い合わせをもってブリザード社と英語でコミュニケーションを取るスタッフも必要になってきます。

つまり、ローカライズ終了後も、長期間にわたってサポート体制を確保しておく必要があるのではないか? その人件費は、国内の狭いPCゲーム市場の売上で回収できるのか? と、ブリザード社が企画を持ち込みそうな大企業ほど、最悪のケースを踏まえてコストを見積もる傾向にあり、コストが未知数ならローカライズなんかやめてしまえ、という結論に至る可能性が高いです。『ディアブロ3』のような超有名タイトルのローカライズを行えば、会社として箔がつくのも確かですが、それでもコストの問題にはかないません。『ディアブロ3』とは別のタイトルですが、デバッグおよびサポートにかかるコストが不明瞭であるとの理由から、ローカライズ断念を余儀なくされるケースは実際にありました。そういった事情もあり、たとえブリザード社からローカライズの打診が直々にあったとしても、国内パブリッシャーとしては難色を示したのではないかと思います。

●PS3/PS4版はどうなる?
何だか夢も希望もない現実的な内容になってしまいましたが、PS3/PS4版の『ディアブロ3』はどうなるかというと、個人的には、PC版に比べると日本語ローカライズの可能性は秘められていると思います。

まだ情報が錯綜している段階ではありますが、PS3/PS4版は常時オンライン接続やオークションに対応しないといった噂もありますし、仮にそれらが実装されたとしても、日本におけるコンソールゲーム市場はPCゲームのそれよりも遥かに大きく、コスト面の問題を打破できる可能性も残されています。PAX Eastで発表されているとおり、SCE社が正式にバックアップに入るという事実も、日本語ローカライズの実現に向けて追い風となることでしょう。

というわけで、『ディアブロ3』を日本語で遊びたい方にとって、コンソール版には期待の価値ありだと思います。続報を楽しみに待っていましょう。

ではでは。


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