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伝説のゲーム翻訳家による、『聖剣伝説2』の英訳

こんにちは!

管理人が尊敬申し上げる翻訳家の一人に、“伝説のゲーム翻訳家”こと Ted Woolsey 氏(※1)がいらっしゃることは過去記事で述べているとおりですが、これまで三度にわたって Woolsey 氏の翻訳の数々を紹介してきました。

「伝説のゲーム翻訳家による、『クロノ・トリガー』の英訳」
【前編】 伝説のゲーム翻訳家による、『ファイナルファンタジーVI』の英訳
【後編】 伝説のゲーム翻訳家による、『ファイナルファンタジーVI』の英訳

しかし、クロトリとFF6を取り上げるならば、やはりもう1本、あのタイトルを外してはならないだろう!ということで、このシリーズを続行することにしました。

あのタイトル↓
Secret_of_Mana_Box.jpg

今回、取り上げるタイトルは、北米では『Secret of Mana』(※2)の名で知られる『聖剣伝説2』です。Ted Woolsey 氏による、聖剣2の英訳の中から、例によって、印象に残ったものや面白い意訳などをいくつかピックアップしてみたいと思います!


※1
Ted Woolsey 氏 = スーパーファミコン(SNES)時代に、『クロノ・トリガー』や『聖剣伝説2』といったスクウェアタイトルの英語ローカライズをいくつも手掛け、その卓越した手腕でゲーム翻訳のあるべき姿を世に知らしめた、“伝説のゲーム翻訳家”とも呼ぶべき人物。詳しくは、Wikipedia などを参照されたし。

※2
北米では、初代『聖剣伝説』が『Final Fantasy Adventure』の名で発売されたため、『Secret of Mana』には“2”は付きません。『Secret of Mana 2』と言う場合、海外では未発売の『聖剣伝説3』のことを指してしまうらしいので要注意。




▼ボタンの色を使った謎解き
SOM17.jpg
日本版:ヒミツのあんごうを入手した。『AXBY』・・・・
英語版:It's “Red-Blue-Yellow-Green.”(ヒミツのあんごうは“赤青黄緑”だ)

スイッチを“赤青黄緑”の順番で押すことを示唆する台詞です。英語版の方はえらくストレートなヒントになっていますが、これは何故かというと、海外版スーパーファミコン(SNES)のボタン配色が日本版のそれとは異なるからなんです。そのため、『AXBY』の部分を直訳してしまうと、海外版ユーザーがこのパズルを解けなくなる、というわけです。

SnesControlpad


▼二番目のボスの名前
SOM1.jpg
日本版:バド
英語版:Tropicallo(トロピカーロ)

日本語原文と全然違う名前になりましたが、外見だけで言えば英語版の方がしっくりきますね(笑)。管理人が子どものころは、「パイナップル」と呼んでいました。


▼和服を着た敵
SOM14.jpg KimonoBird.jpg
日本版:ガラシャ
英語版:Kimono Bird(着物バード)

こちらも見た目重視の意訳です。着物は英語でも Kimono なんですね。


▼クリティカルヒットの面白表現
SOM16.jpg
日本版:~(敵名)にクリティカル
英語版:~ gets whacked!(~は強烈な一撃を喰らった!)

“get whacked”は、「強い打撃をもらう」といった意味です。「クリティカルヒット」の訳として使われるのは、後にも先にもこのタイトルだけでしょうね(笑)。海外のファンからお気に入りのフレーズとして挙げられる英訳です。


▼モーグリ化時のメッセージ
SOM7.jpg
日本版:~(味方名)はモーグリに変身
英語版:~'s moogled!(~はモーグリ化)

何と英語では、Moogle は動詞としても使えるようです。読み方は、Google と同じく「ムーグル(ムーゴー)」でしょうか。


▼裕福な村の住人
SOM9.jpg
日本版:本当の金もちは、人とはちがうことに金をかけるのさ。
英語版:Money's better than Mana!(マナよりマネーだ!)

英語版の方はダジャレっぽくなりました。不況による若者のマナ離れですね。


▼敵に操られている少女
SOM6.jpg
日本版:あたし、これからイケニエになるんですって・・・・
英語版:I'm going on a one-way trip!(これから片道切符の旅に出るわ!)

“one-way trip”は、死を表す隠喩として用いられることがあるようです。日本語原文で「イケニエ」がカタカナで表現されているのも、味があってグッドです♪


▼渡し船の船頭
SOM21.jpg
日本版:神殿の中はむげんに続く宇宙・・・・
英語版:There's a lot of nothing in the palace(神殿の中には多くの“無”が存在する)

nothing がたくさんある(=無が広がっている)、というシャレた台詞です。彼はシニカルな雰囲気を持つキャラクターなのですが、英語でもその感じがよく表現されています。


▼ポポイはエビ・・・?
SOM13.jpg
日本版:チビはちょうりば(に行け)
英語版:shrimp'll make meals(エビは調理係だ)

エビって何ぞ!?と思いましたが、shrimp は「チビ」を意味する隠語だそうです。なるほど、「エビ」と「チビ」って似てますもんね。え、関係ない?


▼ニキータの口癖
SOM2.jpg
日本版:ほりだしもニョもありますナゴ。
英語版:Purrfectly priceless items available!(パーーフェクトな値打ちものがあるよ!)

英語版のニキータは“Purrfect”が口癖なのですが、これは、猫がノドを鳴らす音の Purr(日本語で言う「ゴロゴロ」)と Perfect を組み合わせた造語であり、猫好きの間で(?)よく使われる表現だそうです。管理人も、キャラの台詞を日本語に訳す際に勝手に口癖をつくることがありますが、結構難しいんですよ・・・。




『聖剣伝説2』の英訳紹介は以上となります。

テレビゲームの翻訳は、作品の面白さを仕向け地のユーザーへ届けるために、こういった意訳はむしろ奨励される分野です(世界観を壊したり、プレイヤーに誤情報を与えたりしない範囲でネ!)。どうです、楽しそうな仕事でしょう?

英語版スクリプトがまとめられているファンサイトがありますので、日本語原文と見比べて翻訳や英語などの学習にお役立てください。

ではでは。
 
 
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