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海外における日本製コミック、アニメ、ゲーム(1)

※本エントリーは、少々卑猥な画像や暴力的な画像を含みます。苦手な方はご注意ください。


日本で制作されたコミック、アニメ、ゲームなどが海外で販売される際、コンテンツの一部に変更が加えられることがあります。お国柄の違いにより、このシーンは日本ではOKだけど海外ではNG、みたいなことが多いんです(逆もまたしかり、ですが)。

では、どのような要素が海外(主に北米)で変更を余儀なくされるのか、いくつか代表的なものを説明したいと思います。



●お色気シーン
日本では少年誌なんかでもお色気シーンが頻発しますが、北米などでは、「お子様向けの作品に裸を出すなんてけしからん!」と考える偉い人が多いようです。海外のゲームレーティング機構(ESRBなど)も、日本のCEROに比べて、お色気シーンに対して厳しい目を向ける傾向にあります。

(例)
アニメ『ブルードラゴン』
日本版                      北米版
BouquetBreastJ BouquetBreastE
北米版では、女性キャラクター「ブーケ」の胸の谷間が隠されています。中には、貧乳化を歓迎するファンも?

ゲーム『ベア・ナックル3』
日本版                       北米版
SOR3J SOR3E
敵の服装が、レオタードからジーンズ/迷彩ズボンへと変更。



●拳銃
北米版のアニメやコミックでは、拳銃が異なる武器に修正されたり削除されたりすることがあります。拳銃の所持が合法であるからこそ、銃を使って殺人を犯す描写はシャレにならんのでしょう。

(例)
コミック『ドラゴンボール』
日本版
#17J
北米版
#17NA
北米版では17号の銃が削除され、殴って(またはエネルギー弾のようなもので?)一般人にとどめを刺す描写に変わっています。

アニメ『ワンピース』
日本版                      北米版
OnePieceGunJ OnePieceGunE
ヘルメッポの銃が、何やらハンマー(?)のような武器へと変更。トリガーを引くとハンマーが振り下ろされるんでしょうか・・・?



●飲酒
日本では、明らかに未成年に見える学生が居酒屋で飲んでいたりもしますが、北米では(州にもよるそうですが)、未成年らしきお客さんがバーに入ろうものなら、即、「IDを見せろ」と言われると聞いたことがあります。飲酒が可能になる年齢も21歳と、日本より遅いですしね。

(例)
コミック『Dr.スランプ』
日本版               北米版
DrSlumpJ DrSlumpNA
「酒のつまみにちょうどいいな」というセリフが、「Betcha it goes great with some salt!」(塩をかけるとうまそうだな)と訳されました。ちなみに、あかねちゃん中学生です。

ゲーム『ワリオランド2』
日本版                  北米版
ワリオJ ワリオE
日本版では、ペンギンのビールを浴びると「酔っ払いワリオ」と化し、前後不覚の状態になってしまいます。北米版でも操作がしにくくなる点は同様ですが、グラフィックがビールからボールへと変わっています。ワリオでもお酒飲んじゃダメなんですね。



●喫煙
酒と同様、タバコも違う物体に変更されたり削除されたりすることがあります。

(例)
コミック『テニスの王子様』
日本版                     北米版
Tennis1J Tennis1NA
中学生の亜久津くん、余裕でタバコ吸っていますね。北米版では何故かつまようじへと変更。これはこれでカッコいいのかもしれませんが。

ただ、↓はチョット・・・(笑)。
Tennis2NA


アニメ『ドラゴンボールZ』
日本版                     北米版
FarmerJ FarmerE
戦闘力5のおじさん、海外では最期の一服すら許してもらえませんでした・・・。



●宗教
無宗教・・・ではなく、やおよろずの神々を崇拝する日本人に比べ、海外の方々は宗教的な描写に対してかなり敏感です。

(例)
アニメ『東京ミュウミュウ』
日本版                      北米版
MewCrossJ MewCrossNA
十字架のネックレスが単なるI字のネックレスへと修正されました。十字架の描写は特に厳しく制限されますね。

ゲーム『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』
日本版
ZeldaJ
北米版
ZeldaE
架空の言語である「ハイラル語」を読んでいる場面です。日本版ではハイラル語の中に古代エジプトの象形文字(エジプト十字と鷲)らしきものが含まれていますが、北米版では異なる文字へと変更されました。

エジプト十字      鷲
 Ankh2     Vulture2



●残虐表現
少年向けのアニメやコミックでは、残虐的な描写やスプラッター表現が制限されることがあります。ゲームでは、むしろ海外→日本のローカライズの際に修正が加えられることも多いですね。

(例)
コミック『金色のガッシュ』
日本版                   北米版
ZatchJ ZatchNA
病院を暴れ回るガッシュが、怒ったナースにメスやら注射器やらをぶっ刺された(ことを暗に示す)場面です。北米版では、器具が取り除かれています。

ゲーム『キングダムハーツ2』
日本版                        北米版
JackJ JackNA
見にくくて申し訳ありませんが・・・。日本版では、ガイコツ(ジャック・スパロウ)の胸に敵の剣が刺さったままムービーが進行しますが、北米版では剣が取り除かれています。



●差別/ステレオタイプ
単一民族国家の日本では、特定の人種をステレオタイプ化して描くことにあまり抵抗を感じませんが、多人種国家ではそうもいきません。何気なく販売して後からクレームを付けられることもあるようです。

(例)
コミック『ドラゴンボール』
日本版                北米版
DB_BlackJ DB_BlackNA
北米版では、黒人さんの口を白く塗りつぶすことで唇の厚みを取り去っていますね。

ゲーム『ベア・ナックル3』
日本版                       北米版
AshJ AshNA

一見分かりにくいかもしれませんが、ボートの操縦手が日本版と北米版で全く違うキャラへと変わっています。というのも、この操縦手、ボートを降りるとこんなキャラであることが判明するんです↓

Ash1 Ash2 Ash3
典型的なオネエキャラですね。ゲイの方々から抗議が来てしまうのでしょうか?



●権利問題
日本の作品では、割と自由に他社のロゴや商品を作中に登場させたりしますが(名前を1文字変えたりしながら)、そこは「訴訟大国」と呼ばれる北米。パロディーに対しては慎重にならざるを得ないようです。

(例)
コミック『NANA』
日本版                        北米版
NanaJ NanaNA
日本版のほうのタバコ「BlackStone」は実在する銘柄です。北米版では「Blast」という架空の銘柄へと変更されました。

アニメ『東京ミュウミュウ』
日本版                       北米版
PikoJ PikoE
日本版ではTシャツに「PiPo」の文字がありますが、北米版では消えています。これは「PIKO」のパロディーですね。

ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズドリームマッチ1999』
日本版                 北米版
HeinekenJ HeinekenE
OPムービー中、缶が転がるシーンがあります。日本版の方は恐らくハイネケンの缶(↓)だと思われますが、北米版では何だかよく分からない缶に変わっています。
Heineken



●冒涜的な描写
汚い言葉や無礼な言動のことです。

(例)
コミック『D.Gray-man』
日本版                  北米版
DGrayJ DGrayNA
ネイティブにとってのFワードは、日本人が想像している以上に汚い表現だと聞いたことがあります。

ゲーム『コズミックファンタジー2』
日本版                    北米版
CosmicJ CosmicE
北米では、テレビ番組などでも中指を立てるポーズにモザイクが入ったりしますね。



●その他
上に挙げた要素に該当しなくても、文化の差異などが原因で修正が加えられる場合があります。

(例)
アニメ『東京ミュウミュウ』
日本版                  北米版
MewSteeringJ MewSteeringNA
細かい点ですが、北米版ではちゃっかり左ハンドルになっています。

ゲーム『マザー2』
日本版                     北米版
XButtonJ XButtonE
日本語:「Xボタンっていうのは…あなたのしってる そのあおいボタンよ」
 英語:「the X Button located near the top.」(Xボタンは上の方にあるボタンよ)

何故このように訳されたのかと言いますと、実は、北米版スーパーファミコン(SNES)のコントローラーはボタン配色が日本とは異なるので、「青いボタン」のままだと北米のユーザーは「どれ?」となってしまうわけです。
SnesControlpad



とりあえずは以上です。「Game Anime Censorship」などのワードで検索すると他にも多くの修正例が見つかるので、ご興味のある方はぜひお試しください!


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